職業適性検査とは
職業適性検査とは、就職を希望する人が様々な職業に対してその適性度を検査するためのもので、新卒者でも中途採用者でも殆どの場合で受けることになるテストです。
一般的には設問数は100個程度が中心ですが、多いものでは数100個の設定がされる場合もあり、設問はそれぞれに、該当する、やや該当する、どちらともいえない、やや該当しない、該当しない、などの5段階式で選択して回答するものが主となっています。
そのテストの結果によって、中途採用の場合なら現在従事している職業に対する適性度や、スキルレベル、他にはどのような職業に適しているか等が示され、職業適正診断結果として採用の参考となるデータが出てくるようになっています。
この職業適性検査は無料で実施できるものがインターネットでも公開されており、まずはどんなものかを試してみることもできます。ネットでは総合的な性格診断などを行うものが多いようで、自分が忍耐度のレベルや、探究心や想像力のレベル、逆にルーチンワークでの適正度、組織の中での協調性等、自分でも案外気がついていなかったようなことが発見できるかもしれません。
選択式のペーパー問題以外にも、例えば厚生労働省の一般職業適性検査では、単純作業を実際に所定時間内にどれだけ正確に速く行えるかの検査をしたり、平面展開図を見て、組み立てた時の立体の形を記述するような検査も用意されています。
こうした職業適性検査は今や常識となっていますが、その中で企業の利用率が高くなっているのがSPIと呼ばれる適正検査なのです。